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『いとしの精神科』って知ってる?

いとしの精神科

はやしまつりの『いとしの精神科 患者も医者もみんなヘン!』はかなり面白いです。精神病というか心の病の人の話なんですが、明るめに、自虐的に面白く書いてるので楽しめます。廃人とかじゃなくて、喜怒哀楽があって、あれこれ行動して、回復しようとしてる様子・日々を描いてます。自叙伝というか、自分の経験を描いたコミックエッセイです。

自傷・自殺未遂とか超重い・超深刻な感じの毎日を描いてて、波瀾万丈で、人生が平坦じゃなくて浮き沈みや喜怒哀楽が激しくて、ホント、人間的な気持ちが思いっきり出てて、そういう深刻なことを経験してなくても感情移入できます。自分の今の状況を何とかしたいと思ってる人は共感できます。

タイトルの『いとしの精神科 患者も医者もみんなヘン!』っていうのは、患者や医者を馬鹿にしてるんじゃなくて、変な患者・偉い医者ばかりじゃなくて、ちゃんとした患者・変な医者もいますよ、ってことだと思います。訳分からん感じじゃなくて、救いを求めて、助けて欲しくて、何とかしたくてあちこちの病院に行く話が描いてあります。

いろいろな、薬出す医者、カウンセラーに診てもらって、それぞれ違った治療法・対応が書かれてあって、治療法はいろいろあって、ピッタリ合うのに出会うのには時間がかかるんだなと思った。

ホント、この本、聖書的な感じ。みんなこの本のこと知らないから、ちょっと苦しんでる気がする。知ったら回復しなくても、10%か20%ぐらいは元気になる気がする。この本を知らないばかりに不幸が続いてる気がする。

この本は福音をもたらす本だと思う。最強すぎてヤバイ。アマゾンの中古で買えば安いし。アマゾンの中古で50円以下+送料250円になったら買おう。今は二十数冊だけど、もっと増やさないと。

2014年3月22日 土曜日 おいなり

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