共同ブログ

ディスレクシア(難読症)、僕の場合はこんなふう①

サイト「りたりこ」のキャプ画

僕は読み書きがちょっと苦手で、こじらせて引きこもっている。

20代後半~48歳の現在に至るまで、読んだり書いたりして過ごす日が多い。
家族からは異常な執着心と蔑まれ、自分でも45歳になるまで何で苦手なのか全然分からなかったが、ともかく粘ったおかげで今はだいぶとましになった。
この4年、特にこの1年の成果は目覚ましく、現在は人並み程度と言えると思う。

さて、この話になると、どんなふうに苦手なのか(だったのか)と、ときどき訊かれる。
いつも要領をえない説明になってしまうので書いてみた。
書いとけば、「詳しくはこちら」と、見てもらえるんで。

どんなふうに苦手だったのか

①音と文字の変換

20歳を越えても、一文字ずつきっちり読んでいかないと何が書いてあるのか理解できなかった。
多くの人は、心の中で声に出して読んでいるのだろうが、それに時間がかかった。
ごく短い商品名でさえ、一回読んでみて、もう一回読み直すことで、何が書いてあるのか理解していた。

20代後半、どれぐらいなら楽に読めるのか図書館で試したことがある。
10才ぐらいの子が読む絵本だった。
ページ数はせいぜい20ページほどのもの。

マンガを楽しめない。
吹き出しの文字でさえきっちり読まないといけないので、単行本一冊に2時間かかる。
意識が文字にいきがちで、絵を楽しむ余裕があまりない。
気晴らしにマンガでもではなく、マンガでさえそこそこ真剣に読まざるを得ない。

※現在はこの頃と比べると楽に読めるようになった。
スピードはまだまだと思っているが、疲れにくくなったことが大きい。

②背景と文字の区別

雑誌のようにグラフィックいっぱいの読み物が苦手。
きれいなので読みたくなるが、どうしても前に進みづらい、意味が入ってこない。
写真の上に文字をのせてあるだけでも、しんどく感じる、時間がかかる。
だから、よくこんなものを、みんな喜んで買うなと不思議に思っていた。

同じような理由で新聞が苦手だった。
新聞は紙面を効率よく使うため、複雑に段組みしてある。
文章はもとより、そこにストレスを感じていた。

ニュースサイトなら、個々のニュース記事はなんともなくても、PC版のトップページの複雑なレイアウトを見ると、ウッとのけ反ってしまう。
なんというか、生理的に受け付けない。

※ここ2年ぐらいで、何とも思わなくなった。
雑誌も新聞もふつうに読める。

③映像と文字の繋がり

頭の中にイメージがわくなんてことは、生まれてこの方一度もない。
だから、描写が多い小説は苦手。

※小説が苦手というぐらいのことだから、拘ってない。
イメージがわかない人は世の中に沢山いると思うし。

④縦書きと横書き

日によって、縦書きを難しく感じることあがあれば、横書きを難しく感じるときがあって安定しない。
たまにどう書かれていようが、なにを読んでも頭に入って来づらい。

※現在は安定している。

結果、こういう困難に陥りがちだった

文字を認識することに精力を取られ過ぎる

すぐに疲れる

読み切れない
意味や内容を把握しづらい
記憶に残りにくい

本から情報をえることが困難
学習意欲がわきにくい
成績が伸びない
時間がかかりすぎて、他のことに手が回らなくなる
みんなについていけない
知的好奇心を満たされず欲求不満

この流れを断ち切るために、気合を入れるのだが…。

がんばってやろう

続かない

なぜと、自分を責める

今度こそ、がんばってやろうと最初に戻る。

同じ失敗の繰り返し。
真面目に取り組もうとすればするほど、出来なくなるというジレンマ。
最低限、必要なところだけを読もうとか、やり方を変えようとするが、やっていくうちにそれでは済まなくなる。
効率よくやるには、ある程度の力が必要だから。

人によって出方が違う

おそらく僕は、字を読むことに困難がある障害をもっているようだ。

こういう障害のことを、英語でディスレクシア、日本語で難読症、識字障害、読字障害などと呼ぶ。
読むことができないと書くことも難しいことから、読み書き困難、読み書き障害と呼ばれることも多い。
学習障害の一種だ。

人によって症状が違うのだが、文字がゆがんだり、にじんだり、反転したり、そういった形の認識が難しい症状は僕にはまったくない。
このタイプの人は読むこと自体、全般的、部分的に出来なかったりする。

英語圏ではディスレクシアの発現率は10%から20%といわれているが、日本ではディスレクシア単独の調査がないので実態はよく分かってない。
「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒の全国実態調査」(平成15年3月)の「知的発達に遅れはないものの学習面で著しい困難を示すと担任教師が回答した児童生徒の割合」(LDの割合)の4.5%に近いといわれている。

ちなみに、ディスレクシアと知能には関係がない。
ディスレクシアであれば知能が低いとか、高いとか、そういう相関関係や因果関係は見られないそうだ。

引用サイト

りたりこ発達ナビ 「ディスレクシア(読字障害・読み書き障害)とは?症状の特徴や生活での困りごとは?」(鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 井上雅彦監修) 2016/6/3

障害者保健福祉研究情報システム「ディスレクシア(Dyslexia)」 2014/2/25

2018年5月25日 金曜日 でがらし