奈良のひきこもり経験者の自助グループ
僕は中学校、途中から不登校でした。
卒業後、しばらくして、高校か専門学校の時、行き帰りの電車の中で、憲法や宗教の本を読んでました。
「テレビをつけても、憲法改正とかの話ばっかり。全然分からない」って思ったのがきっかけで、憲法の入門書を読み始め、それからそこに出てきた宗教とかのことにも興味を持って、宗教の入門書も読みました。
どちらもとても面白かったです。「難しそうな話題だけど、こんなに面白いのか!」って感動しました。入門書だから、絵も描いてあって分かりやすかったです。かんき出版とナツメ社の、『一週間で分かる憲法』とか『よく分かる宗教』とかそういう題名の本だったと思います。
小学校、中学校と全然勉強してなかったけど、電車の中で自分で勉強というか読書をして、とても面白く感じ、楽しかったです。刺激的でした。
「基本的人権! ふむふむ、なるほどねー」「予定説? えっ、そんなことが!」とか思って世界が広がりました。
それから、そういうことを基本から学ぼうと思って、高校の参考書を買って読みました。文英堂の倫理の参考書『理解しやすい倫理』です。高校の参考書は写真や図や絵が豊富でとても分かりやすく、さらにめちゃめちゃ感動しました。「高学歴の大学受験向けの参考書」みたいなことも書いてあって、感動しながら読みました。
それから、仏教やキリスト教や共産主義の本も読み、大きな規模で物事を考えられるようになりました。
でも、成人してからひきこもりになるのですが、まあ、それらを読んだことは思いっきり良かったです。頭が柔軟になりました。
宗教の本では、『日本人のための宗教原論』がめちゃ刺激的で面白いです。
2018年9月22日 土曜日 おいなり