共同ブログ

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自助会の必要性

男女の話し合い

自助会、自助グループって、似た人同士の近況報告会。
ひきこもりだったら、就活とか、仕事とかでうまく行かず、ちょっと凹んでそれが慢性化・マンネリ化した時に、そこからの脱出のために行く所。
だから、別に重症な病気や障害に陥ってないけど、回復のためのちょっとした手立てが必要な時に行く所。
存在しない音や物が聞こえたり見えたりするなら、「怖っ! ちゃんとした専門機関行ってください」ってなるけど、そんな重症じゃないけど、「なんかなー」って楽しくもない場合、似た人と話せる場所があると、結構気分が晴れる。
似た人だから別に、「相手と自分は全く別の世界の人間って思って共感もできない」ってこともない。
似てると「自分と似たような人がいるんだなあ」と思えて、「このことで困ってるのは自分だけじゃないんだ。一人ぼっちじゃないんだ」と安心できる。
その人の話すことに「あるある。自分もそうだ」とか共感できる。
しかも自助会は、別にカウンセリング受けたり心理学の講義を受けたりする場所じゃないから、参加費も300円か500円ぐらいで安い。
自助会ではカウンセラーとか講師の話は聞けないから、「効果あるのか?」「専門家の世話になったほうがいいんじゃないか?」という疑問もあるけど、似た人同士の集まりでも、競争意識が生まれるから、回復に向けた新しい行動への刺激になる。
「傷の舐め合い」と言う人もいるけど、別に、慰め合う関係ではない。他の参加者を励ましたり助けたりする関係じゃなくて、他の参加者の話を聞いて、それを参考し行動して自分を助ける集まり。
少し弱ってる時は、自分と似た人と話すと気分転換になっていい。
そういう場所はコンビニ並みに必要だと思う。

2017年4月26日 水曜日 おいなり

ゲーム狂

戦士

私は、小さい頃、ビデオゲームばかりしていました。

忍者じゃじゃ丸くん
がんばれゴエモン
アーバンチャンピオン
ドラゴンクエストのシリーズ
ファイナルファンタジーのシリーズ
ファイナルファイト
グーニーズ
スパルタンX
くにおくんのシリーズ
グラディウス
パロディウス
ツインビー
ドラえもんのシリーズ
いっき
魔界村
パックマン
ディグダグ
ボンバーマン
ドルアーガの塔
迷宮組曲
高橋名人の冒険島
悪魔くん
スーパーマリオブラザーズのシリーズ
マリオカート
忍者ハットリくん
妖怪道中記
さんまの名探偵
ストリートファイター
ゼルダの伝説
サンサーラ・ナーガ
聖剣伝説
クロノ・トリガー
マザー
ゲゲゲの鬼太郎

などをしていました。

2017年4月22日 土曜日 おいなり

ジェンダーの本

『モテる構造』

最近、ジェンダーの本読んだ。
「普通」って思ってることが、実はこういう構造・仕組み・背景があって、普通じゃなかったんだと思えて面白い。
男同士は弱みを見せにくいらしい。男同士は競争する関係だから、弱いところを見せにくいらしい。男は上下関係だから。
「なるほどー」と思った。
自分がどんなものにも拘束されずに自由に生きてて、自分の感情も自由なものだと思ってても実は違って、それは社会的・文化的・経済的に作られたものだってことが分かって面白い。
感情・本能みたいなものも、社会的な仕組みによって作られてるんだなあ。

2017年4月21日 金曜日 おいなり

自助会殺人事件

殺人

これは、さっきのとは別の人に書いてもらったひきこもり小説! 暴力表現あります!


 白柳二郎は普通の青年だった。教育熱心な両親に育てられ、頭もそこそこ良く、無事に大学まで出られた。
 しかし就職活動がうまくいかず、その反動は大きかった。自室にひきこもり、ゲーム機のコントローラーを握ってぼやく。
「ゲームはうまくやれるのにな……」
 教育熱心だったはずの両親はこんな息子になにも言わない。失望の気持ちが大きいのだろう。
 むなしくモンスターを虐殺していくが、油断したのか殺られてしまう。舌打ちしてコントローラーを放り投げる。それから寝転がり、しばらくぼーっとしていた。
(このままじゃいけないよな……)
 おもむろに起きあがり、パソコンに向かう。求人情報を検索していくが、どれもピンとこず溜め息を吐く。
 今日も検索するだけで終わりそうなところ、二郎は今まで検索してこなかった『ひきこもり』というワードをなんとなく入力してみた。
「自助会……?」
 シンプルなレイアウトのサイトの『ひきこもりで悩んでいる方へ居場所を!』という謳い文句が目に入った。

 救いがあるかも知れないという期待と、久々の外での交流に緊張を覚えながら二郎は自助会へ向かった。参加者は若い女性から、男性、頭の禿げあがった中年、髪も髭も伸び放題の仙人のような人もいて混沌としている。
 自己紹介もそこそこに、みな次々と喋りだす。
「私が引きこもりになったのは……」
「僕は……」
(だめだ、ついていけない)
 自助会のルールは言いっぱなし、聞きっぱなしである。二郎は話すタイミングが掴めず、黙ってしまった。ほかにも俯いて黙ってしまっている人はちらほらいる。
(やっぱり、こんなの意味ないか)
 話し合いが終わり、参加者の大半が二次会へ向かうムードになる。
(なんで二次会行けるんだよ。ひきこもりが……)
 そう心の中で毒づきつつ、二郎は自助会へ背を向けた。
「あれ、あなたも二次会参加しないんですか?」
 女性の声に振り向く。地味な顔立ちにメガネをかけていた。
「ああ……打ち解けられそうにないし、お金もないしさ」
「私と一緒ですね」
 女性がふわっとメガネ越しの目を細めて笑う。地味な容姿だが、その笑顔は魅力的に映った。
(確か、自己紹介のときに岡田真理亜と名乗っていたっけ)

「二次会とか苦手で。騒ぐのとか」
「僕もだよ。ひきこもりになってからすっかりコミュ障だし」
 それから何回か自助会に参加し、毎回二次会には出ず、二郎と真理亜はスーパーのフードコートで話していた。無料の水を飲み、マックのポテトをつまみつつ。
 SNSの日記に自助会で出会いがあったことを書いたら『マルチ商法の勧誘だろう』とコメントされてしまったが、勧誘してくる様子はなかったから二郎は安心して楽しく真理亜と交流している。もう連絡先も交換し、仲は深まっていった。
 そして自然に、男女の関係に発展していく。割り勘で入ったラブホテルのベッドの上で、真理亜は二郎の背中に手を回し、目を潤ませながら言った。
「やっと、ずっと愛し合える関係になれた……」
 このとき、二郎はまだ知る由もなかった。真理亜はマルチの勧誘なんかよりも、ずっと恐ろしいのだと。

 スマホの着信音が鳴り続けている。
「もう、なんなんだよ!」
 叫んでも、LINEの既読を求める鳴き声はやまない。
 二郎は女性と交際したことのない童貞ではない。秒単位のような間隔で連絡を求めてくる真理亜の異常性にすぐ気づき、自助会へは行かなくなった。
 しかし距離を置いたことで真理亜の連絡攻撃は苛烈なものになった。SNS上の知り合いから『真理亜って人から二郎くんはどうしていますか? ってメッセージが何通もくるんだけど』と教えられたときは肝が冷えた。
 スマホの着信音が突然止む。ほっとしていると、母の声が聞こえてきた。
「二郎、お客さま」
「客?」
 ひきこもりである自分に来客だなんて、誰だろう……と訝りながら玄関へ向かって、二郎は腰を抜かしそうになった。
「二郎くん、自助会に全然顔出さないじゃない。私の連絡も返さないし、どうし……」
「帰れよ! どうやってうちの住所調べた!?」
 怒鳴ると真理亜の肩がびくっと跳ねる。構わず真理亜を外へ突き飛ばす勢いで追い出す。
「きゃっ!」
「お前とはもう終わりだ!」
 閉じられたドアを真理亜は尻餅をついたまま呆然と眺めた。
「どうして? せっかく愛し合える関係になれたと思ったのに……」

 それから二郎のスマホはすっかり沈黙した。しばらくしてから一通だけ真理亜からメッセージが届く。
『今までごめんなさい。最後に一度だけデートしてくれないかな?』
 時が経ったおかげか二郎も冷静になっており、自分もひどかったかな……と思い、了承した。
 近所の山へハイキングという真理亜の希望も呑み、当日会った真理亜は笑って二郎を迎えてくれた。やはり、真理亜の笑顔は魅力的に映り、二郎は楽しく過ごせた。
「休憩しよう」
「ああ」
 やり直せるかも知れない、と思いつつ真理亜から差し出されたジュースを飲んだところで二郎の意識は途切れる。

「あなたが悪いんだからね」
 睡眠薬で昏睡している二郎の首を真理亜はロープで絞める。笑いながら。
 アル中の父に殴られ、母は見て見ぬふり……
「私を愛してくれないから……」
 幼少の頃をなぜか思い出す。数回痙攣して息絶えた二郎から離れた。
「これからどうしようかな……また自助会に行こう……今度こそ私を愛してくれる人、探さなきゃ」
 愛に飢えた女は魅力的に見える笑顔を浮かべながら、独り言ちた。


2017年4月14日 金曜日 おいなり

またまた、ひきこもり小説

扉

ひきこもりの小説を書いてもらった! 「十字 秋人」さんに書いてもらった! 暴力表現があります!


 扉が叩かれる度に、怖いくらいにひしゃげるのが視界の端に映った。
 自室の隅に蹲り、いつ扉が破られて”先生”が入ってくるのだろうと、私はビクビクと怯えながら横目に窺った。
 どうして、なんで、こんなことになってしまったのか。考えても、考えても、私の頭では上等な説明が思いつかない。こんなことなら、学校に行っていた方がマシだったな……なんて、今さらどうしようもない。

○ ● ○

 小学生の頃は、うまくやれていた。
 多くはないが、友達と呼べる人たちも周りにいたし、親しく話せるクラスメイトもいた。なにより、普段の自分のままでも仲良くできる人がいた。
 それが、中学に上がるのと同時に、私を囲う人たちの雰囲気が変質していった。

 ノリがよくなければならない。
 仲間内と同じものを好まなければならない。
 流行ものを知らなければならない。
 輪の中から外れてはならない。

 無言で、当たり前のように突き付けられる理解しがたいルールに、私はすぐに追いつけなくなっていった。
 もとから一人でいることも好きだったこともあり、どこのグループにも属さず、ふらふらとあっちへ行ったり、こっちへ帰ってみたり。初めはそれでよかった。
 けれど、周りの空気が少しずつ変化していったことに気が付いた。

 近くの席の子が、私の方を見なくなった。話す回数も少なくなり、最後には一日のうちに挨拶すら交わさない仲になった。
 話さなくはなったが、私の方をちらちら盗み見しながら、楽しそうに笑いあう子たちの姿が多く見られるようになった。そのくせ、私が近づくと、嫌そうに鼻にしわを刻んでその場を立ち去る。

 なんだか居心地が悪くて、私は学校を休みがちになった。
 幸い、両親も深く追求することはなく、私の思う通りの毎日を送ることができた。
 もとから優しい両親で、私が何かを自分でする前に、何でも先回りをしてくれる。

 が、それもだんだんと鬱陶しくなり、自分の時間が削られているような気持になり、何度も八つ当たりを繰り返した。その時の両親の寂し気な表情が、さらに癇に障り、酷い言葉を幾度も口にし、酷いときには手をあげたりもした。

 家族が集まるリビングに顔を出すのも面倒になり、何をするにも一人で、部屋にこもっているばかりになった。
 それが心配になったのだろう。それからというもの、両親が手を尽くして私をどうにか外に連れ出そうと試みるようになったのだ。
 犬を飼おうかと相談してみたり、買い物に行かないかと誘いに来たり、たまには家族が起きている間にリビングに来ないかと持ち掛けたり。そのどれもが、扉を挟んでの提案だった。

 そして今、その扉が壊されようとしている。

 長い間鍵をかけて、侵入を拒み続けた結果だ。
 扉が軋むたびに、私の心も同じようにギシギシと音を立てて揺れる。もう、壊れてしまいそうだ。
 力任せにドアノブを引っ張る外から、先生の大きな声が響く。

 「おーい! 出てこないか! いつまでこんな薄暗いところにいるつもりだ?」
 放っておいてほしい。
 どこにいようが、私の自由だ。誰に迷惑をかけているわけでもないのに、嫌だと言う私をこの部屋から引きずり出そうというのだろう。
 その間にも、無慈悲に扉は叩かれる。

 「鍵を開けるだけでいいんだ! 学校にも行けるようになるし、自分の足でいきたい場所にも行けるんだぞー!」

 「先生……あの、近所の目もありますので……」

 時折、母の弱々しい声が届く。

 滑稽な話だ。
 何をされても私の心が動かずにいることに痺れを切らし、更生施設のスクールに電話をして、この野蛮な人間を呼びつけたのが、当の彼女だというのに。

 大きな物音にも慣れてきてしまい、戸惑う母の声を聴いてニヤニヤと笑っていたときだった。恐れていたことが起きてしまった。
 鈍い、バキッという音がした。私は慌てて視線を上げると、蝶番にぶら下がるようにひしゃげた扉の向こうに、筋骨隆々の男と、目を丸くして部屋の中を覗く母と父がいた。
 私の城が踏み荒らされていく。
 我慢がならなくなり、今まで震えていた足にも無意識に力が入り、自分でも驚くくらいに力強く立ち上がって、扉の向こうに体当たりを仕掛けた。

 「こないで! はいらないでよ!!」

 肉の壁となる〝先生〟の胸板に阻まれ、私の力では到底太刀打ちできない。
 丸々とした腕に体を掴まれて、押し返しても、叩いてもびくともしない。母に掴みかかろうと手を伸ばすが、それすらも容易く無効化されてしまうのだ。

 「落ち着きなさい、ほら!」

 私の顔が見えたことが嬉しいのか、先生は気味の悪い笑みを浮かべて私をぐいぐいと自分の方へと引き寄せて、誇らしげに母と父に言う。

 「ほらね! お嬢さんだってこんなに元気になれるんです。いくら彼女が、ここにいたいと言っても、それを本気にとらえてはいけないんですよ!」

 何を言っているのだこいつは。
 怒りと元気の区別もつかないのだろうか。

 ぐうっと喉が鳴る。

 いくら騒いでも、いくら暴力に頼ろうとしても、どれもこれも蟻を指先で押すようにつぶされてしまう。誰も私の味方になってくれるような人はいない。目の前には肉ダルマ。その後ろには、自分の意見すら言えていないのではと思わせる母。隣には、眉間にシワを寄せる父。
 自分の娘を何だと思っているのだろうか。嫌だと言うのに、耳を傾けももらえないのか。
 無駄なことを考えていると、抵抗する力が弱まってしまっていたのか、私の体が宙に浮いた。重力に逆らい、軽々と太い腕に持ち上げられる。
 そうなっても、今の私は「もうどうにでもなれ」とすべてを投げ出した。

 「お嬢さんもわかったようですね。必ず、ワタシが彼女を更生させてみせますよ!」

 鼻息も荒く、両親に言う先生。
 言われるがままに、とまどいつつも「よろしくお願いします」と頭を下げる親。

 私は生まれ変わりたくなんかないのに。このままの私を愛してほしいのに。初めはみんなわかってくれていたのだと思っていたのに、結局は周りに溶け込まなければいけないのだろうか……自分を殺してまで。

 よいしょ、と先生が私を抱えなおす。両手足は力なく垂れ下がり、このあとどうなってしまうのかを考える。無理やり家から連れ出され、壊れた扉の修繕費はもらえるのだろうか。
 ぼんやりとそんなことを思いながら、自室を連れ出されていくときに、ちらりと視線を両親に送った。

 揃って、心配が滲みだした表情で私たち二人を見ている。

 その心配は誰に、何に向けられているのだろうか。
 扉の修繕費なら、相手の会社に請求しても構わないとは思うけれど。

 静かな家の中で、先生の大きく耳障りな声だけが響いていた。


2017年4月14日 金曜日 おいなり

居場所崩壊

バイ菌

居場所が、その居場所を必要とする人に壊される。
それはとても悲しいこと!

居場所はその人達のためにあるのに、その中に、異常な奴が混ざっていて、勝手に混乱して錯乱して暴れて、その居場所をぶっ壊す!
自分たちのために提供された大切な居場所が、自分たちの手によってぶっ壊す!

ぶっ壊した人は、その居場所に、自分の救済を期待していたけど、それが叶わないと分かると、希望が絶望に変わり、その大切な居場所を壊そうとする!
思いっきり期待していた分、その反動は大きく、破壊衝動も大きい!

居場所は、自分の全てを預ける場所ではないのに、勝手に自分の全てを預けようとして、相手が受け入れてくれないと混乱・錯乱して、怒りが湧き、その居場所を壊そうとする!

だいたい筋違い! その居場所で自分を救ってもらおうと考えるのは間違い! 病院じゃないんだから、救ってもらえる居場所なんかない! 居場所で自分をちゃんと持って人と接して、回復を目指すものなのに、自分の全てを相手に預けて、「なんとかして」なんか無理だし、自分の全てを預けられる神のような人はいない。

そういう異常者は、早期に見つけて排除しなければ、居場所は崩壊する!

2017年4月12日 水曜日 おいなり

有名大学卒

勉強に燃える

頭の中「偏差値」でいっぱい!
人の写真を見ても何も思わないけど、その横に「どこどこ大学卒」って感じで、有名大学名書いてたら、「あっ! 見るからに頭良さそうだなあ! やっぱり、頭いい人は頭いい見た目してるわ! 顔つき違うなあ!」とか思う!
「どこどこ大学卒」って書いてなかったら何も思わないけど、書いてたら思う!
だから、電車の中の、「四谷学院」の広告は、刺激強すぎ!
高学歴の人は、その人の醸し出す匂い、空気、オーラ自体、他の人と違う!
高級そうな匂いしそう!
高学歴な高級な匂いを嗅ぎたい!
息自体キレイで、高級な気がする!
高偏差値の人の吐く息をペットボトルに詰めて自動販売機で150円で売れる!
ミネラルウォーターの息版!
高級なんだよ!

2017年4月11日 火曜日 おいなり

ヒッキー小説

家庭内暴力を通報

ひきこもり小説(ヒッキー小説)を書いてもらいました。暴力描写があります。


「…寒い。リモコンリモコン」

季節は冬、だと思う。
毛布にくるまるくらいじゃこの寒さはしのげそうにない。
俺は手元にあるリモコンで暖房をつけた。
暖房の暖かい風が徐々に部屋に広がっていく。

のそのそとPCの電源をつけ、今日も僕はネットゲームを開始した。

《こんばんはー》

《もう始めてるよ》
《やっほー》

《ログインした》

「よし!」

ネットゲーム仲間に軽く挨拶をし、ゲーム画面を開き、いざ楽しもうかという時だった。

「きこえてないの?」

突然肩に手をおかれ、装着していた爆音のヘッドフォンを外した。
目の前に現れたのは母親だった。

「…なに」

返事をするのも面倒で、振り返らず返事をした。

「…またゲーム?」
「忙しいからあっち行けよ」
「明日…」
「今何も話したくない」
「でも…」
「うるさい!!!!!!!」
「痛い痛い…っ!」

ついに俺の怒りが爆発した。
俺は母親の髪を掴み、そのまま部屋の外へと追いやった。

「入ってくんなよ…っ」

勢いよく扉を閉めて、急いでゲームへともどった。
チャット画面に、「トイレに行っていた」と打ち込み、ゲーム再開。

「チッ」

俺は世間一般でいう引きこもりというやつだ。
なぜ引きこもりになったのか。

あれは大学生になったばかりの頃だった。

——————–

小、中、高と、俺はクラスでも目立たないタイプで、部活にも入らず、学校が終われば即、家に帰るような奴だった。
当然だが友達は少なかった。
いや、少ないという表現は間違っている。
一言二言を話すことが出来たというだけで、一緒に遊びに行ったこともなかった。
友達ではなかったのかもしれない。

そんな俺は、大学という新しい環境に胸を踊らせていた。
俺だって人間だ。そして男だ。
彼女のひとりやふたり、欲しくなって当然だ。
大学ではさまざまなサークルがあり、所属していれば彼女が出来やすいということをネットで知った。

入学して早々、俺は旅行サークルに入った。
旅行サークルとは、サークルメンバーといろんな場所に旅行をして、宿泊した場所、絶景スポット、珍味などを纏め、それを雑誌にするというサークルだった。
男子よりも女子の比率が高く、女子のレベルも高い。

そうして初めての旅行サークルの日、事件は起こった。

「…無理です」
「また?」
「…すみません」
「正直なのはいいんだけどさ、そんなんじゃ旅行サークルに入った意味ないと思うよ」
「…が、頑張ります」
「頑張るならOKしてよね。はぁ…」
「…はい」

先輩、新入生と共に、次の行き先を決めていた時だった。
いろんな場所の案が出たのだが、俺はそのどれもに参加することが出来なかった。

旅行サークルはメンバー全員が納得した上で場所を決めることになっている。
みんなが賛成をしていても、俺にとってはどれもこれも安易に行ける場所ではなかった。

まず、海の家。
泳げない上に、宿泊費を海の家で働いてカンパしてもらうなんて面倒だ。
そして森の中の古い温泉旅館。
旅館までバスはなく、森を歩いて行くなんて、インドア派の俺の体力じゃ無理に決まっている。

「君どこにも行きたくないんじゃないの?」
「…そうかもしれません」
「じゃあずっとここにいれば?他のみんなで行くから」
「…はい」
「ねぇ、あの子いいの?」
「いいっていいって。最初は私もなかなか馴染めなくて可哀想な子って思ったけど、そうじゃなくて、ただ単に協調性がないのよ。やる気もないしね」

耳が痛かった。
俺はただ楽しく過ごしたかっただけなのに…。

ひとりになりたくて耳を塞いだ。

その日を境に俺は心を閉ざすようになった。

俺は引きこもりになり、見事、自分の暮らしやすい環境に身をおいている。
しかし、どう足掻いても親の存在というのは邪魔で仕方がない。
俺の人生だ。
俺がどう生きようが関係ないというのに、いちいち口を出してくる。

朝は決まった時間に起こしにくるし、いらないと言っているのに冷めた不味い飯を部屋の前に置いていく。

瞼が重い。

睡魔に襲われ、早急にベッドに入った。
ゲームは明日またプレイすればいい。
時間ならたっぷりあるんだからな…。

——————–

ドンドン

(……っ)

ドンドンドンドン

(…っさい)

ドンドン

「うるさいって言ってるだろ!!!!」

いい加減にしろと言いに部屋の扉を開けた。
そこには、鬼の血相で俺を睨む父がいた。

「…なに」
「お前こっちに来い…!」
「なんで…」
「…いいからこっちに来いって言ってるだろっ!!」

父は突然俺の腕を掴み、部屋から引きずり出そうとした。
突然の状況に頭が追いつかない。

俺は壁を必死に掴み抵抗を試みるが、長年引きこもっていた体は筋力が落ちていて、父の力には勝てず、そのままズルズルとリビングへと連れていかれた。

「…っ」
「ここに座れ!!」

俺は仕方なく床に膝をついた。
この時は、とりあえず言うことをきいていればそのうち終わる。そんな気持ちだった。

「こいつが息子です」
「ふーん、あんた名前は?言ってみなさい」

顔を上げると、目の前にはガタイの良い女性がいた。
健康的で血色のいい肌、無駄の無い筋肉、威圧のある強い視線。
俺は渋々声を発した。

「…です」
「そう。いい名前じゃない」

知らない人間が家に居ることもそうだが、俺は家にいるにも関わらず、部屋から出ることすら中々することがない為、以前と少し変わってしまったリビングに居心地の悪さを感じていた。

「単刀直入にきくけど、あんたなんで引きこもってるの?ん?」
「…!」

俺はなんとこたえればいいのかわからず、両掌を強く握った。

「黙ってないでこたえろ!!」
「痛いってば…っ」

父がすかさず俺の腕を強く掴んだ。
その状況をじっと観察するように、ガタイの良い女は黙っている。

「お前の為にわざわざ来てくれてるんだぞ?本当にどうしようもない奴だよ、お前は!!」
「いつまでも引きこもってちゃダメでしょ!わかってるの?!」

父と母に両側から責め立てられている。
父は今にも血管が切れそうだ。
母は普段こんなに声を荒らげることはないが、父の止まらない本音に連られて、溜まっていたものが爆発しているようだ。

うるさいうるさいうるさい…。

俺は父と母の隙をついて、二階の自分の部屋まで走った。
後ろから父と母が追いかけて来ている。

部屋の鍵を閉め、いつの間にか開いていた窓を閉め、近くにあった電気ストーブや椅子などを入口に固定した。

「開けなさい!!!コラ!!!」

ドンドンと部屋の扉を叩かれる度に、扉がしなっていた。
しかしこれだけ厳重にしたんだ。
そのうち諦めるだろう…。

「…仕方ない。扉を壊す!」
「!?!?!?」

部屋の外からきこえた父の一言と共に、扉に穴が空いた。
正確に言うと、俺が以前暴れ散らした際に空いた穴を広げたのだ。
穴から飛び出しているのは、野球が大好きな父のバットだった。

「オラ!!!オラ!!!!!」
「ヒッ…」
「お前が出てこないから扉がダメになっただろ!!!」
「じゃあやめればいいだろ!!!」
「お前が出てこればやめられるんだよ!!!オラ!!!」
「やめろって!!!!」

俺は涙と鼻水でグチャグチャになりながら叫んだ。
父をこれ程まで恐ろしいと思ったのは初めてだった。
こんな父を見たのも初めてだ。
本当にあの父なのか?

扉は突破され、俺はまたズルズルとリビングに連れ戻された。

そこにはやはり先程のガタイの良い女性がいた。

「そこに座りなさい」

俺は女性に命令されるがまま腰を下ろした。
今逆らったとしても俺には勝ち目がないと、悟ったのだ。
女性は俺がやっと聞く体制になったのを確認し、話し始めた。

「あんたダメよ?引きこもってても何にもいいことないんだから」
「…」
「なんとか言ってみ…」
「別に迷惑かけてないし」
「アホ!!!!親に十分迷惑かけとるやろ!!!!」

突然声を荒らげ、口調も厳しくなった。

「よぉ言えたな?お前の分際で何抜かしとんねん!!ちゃんと顔上げてこっち見ろ!!!」
「…っ」
「なんやその目は。言いたい事あるなら言ってみろ。ただ、今お前が何かしら言ったところで、言い訳にしかならんけどな!!!」
「…」
「今日からお前をうちの施設に連れて帰る」
「…え」

女性は冗談を言っているようには見えなかった。

俺が施設に…?

両親の顔を見ると、真剣そのものだった。

そうか…この為に…俺に逃げ場はない…のか…。

「荷物は用意してもらったから、ちゃんと親に挨拶したら、荷物を持って表に来なさい。車の用意しとくから」

そう言うと女性はさっさと立ち上がり、部屋を出ていった。

そこからの記憶はあまり無い。

呆然としたまま俺は3日分程の着替えだけを詰めたバッグを持たされ、白い車に乗り込んだ。

遠ざかる家と、小さくなっていく父と母。
その目は泣きそうな目をしていた。

——————–

「荷物持ってついておいで」
「…」

三時間ほど車に揺られ、三階建て程の施設についた。
あたりはすっかり夜になっている。

「入口は階段になってるから気をつけるんだよ」
「…」
「返事くらいしなさい」
「…はい」

俺はこの施設でどうなってしまうのか。
帰りたい、今すぐ。

きっと地獄の日々が始まるのだろう。

足取り重く、俺は女性の背中についていった。

end


2017年4月10日 月曜日 おいなり

ホワイト企業

居眠り

僕の働いてる会社、超ホワイト企業! パートでもボーナス出るし!
仕事全然忙しくないし! 仕事より喋りの方が重視されるし!
ボケ・ツッコミの方が大事!
だから、会社に未来はあるのか分からないけど!
ホワイト企業っていうより、経営が下手なのかもしれないけど、まあ、いい会社に巡り会えた!
時給も思いっきり高いし!
神かな? 夢かな? エデンの園かな? って感じ!

2017年4月10日 月曜日 おいなり

いい曲発見!

楽譜

きゃりーぱみゅぱみゅの『原宿いやほい』、サイコーです!
クローンみたいなきゃりーぱみゅぱみゅ、サイコーです!
0:46からが、サイコーです!

2017年4月9日 日曜日 おいなり